最適な数字を作るのは経理の頭

私は経理の仕事に携わって20年以上の月日が流れました。
経理の現場は時代の流れと共に大きく変わってきております。
20年前は経理の仕事も手書きの作業が多く、経理部はたくさんの人員を必要としていました。

ネットバンキングがなかった頃は、銀行を回るだけで月末月初は半日を要しておりました。

それがオフコンからパソコンになり、会計ソフトの普及ネットバンキングの普及、IT化と「作業」そのものは減り、経理部の人員が少人数でもまかなえる仕組みになっております。

では経理の仕事は無くなるのでしょうか？

答えはノーです。

ひとつの取引先の仕訳を考えて振り分けをし、その企業にとって最適な数字を作るのは
どんなにITが進んでも、経理担当者の頭なのです。

発展的な経理

日々数字をまとめ、その蓄積した過去の数字を多角的に分析して会社の現状を把握し、
可視化してその企業がこれから進むべき方向の指針となる資料を経営者に提示する。

これからはすべての経理部の大切な役割です。

決算や申告書の作成は経理のゴールではありません。
より会社の発展に寄与しつづけ、活かせる数字を作る発展的な経理が求められるのです。

そのためにまず基本をしっかり理解し、組織の潤滑油として縁の下から支えられるスキルをこの講座で伝えられたらと願っております。

株式会社プレシャスワン 代表取締役

石田一子